行政書士試験の受験者数は約5万人、合格率は約10%
よく聞いたのはそのような数字でした。
2021年直近では、そのつかみで問題ないのかなと自分も思いましたが、細かい数字はどうなんでしょうか?
行政書士試験センターの数字を見てみました。
(出典:行政書士試験センター )
年度は西暦に変えてみました。(自分はこちらの方がなんとなく分かりやすいので)
たしかに概略とそれほど違いがないですね。
せっかくなので、グラフに置き換えてみました。
合格率の最小値を7.0%にしているので、浮き沈みあるように見えますが分かりやすようにしただけのものです。
まず、応募数ですが、年々増加していると聞いていた気がしますが、10年前と比較すると約3万人ほど減少してきていたんですね。
これはちょっと驚きでした。
受験者数は、申込者の78%程度のようで各年それに比例した感じとなっていますね。
ただ、特に気になったのは、合格率です。10%と聞いていましたが、10年間で見ると8.1%~15.7%とその差が思ったより激しいような気がしませんか?(自分は結構違うんだな~と思いました。)
その差、なんと7.6ポイント
近年は10%前後って言われていましたが、2017年と比較しても5%も差があります。
個人的には、概略としてつかむ分にはいいけど、15%の可能性もあるんだなと思いました。
だってですよ、2020年が仮に15.7%の合格率だとすると、合格者が4,470人⇒6,544人に跳ね上がっちゃうんです!
その差、2,074人ですよ!! 2,074人も合格者が増加しちゃう。
だからなに?
いえ、なんでもありません💦
個人的には、10%に踊らされることもなかったので、なんでもありませんが、結構指標にされていた人もいるんじゃないかな?と思いました。自分は、そうか、10%ってまあまあ難しそうだな、でも、ほとんどしっかり勉強しない人もいるって聞くしな程度の認識でした。だから、余計に恐れることもありませんでしたが、逆にもっと勉強しなきゃ!と焦る・頑張ることもなかったような気がします。
結局は、一般知識で足切りにならない。記述抜きで170点近くを取り、記述は可能な限り部分点を獲得する。という事が必要なだけですね。
これを書いているのが2021年12月3日なので、まだ2021年の合格率は出ていませんが、
申込者数:61,869人ということなので、過去10年の平均値からすると、おそらく、
受験数想定:48,258人
合格者数想定:5,260人
合格率想定:10.9%
あたりになりそうですね。
できれば、この5,260人 10.9%の中に入っていたいものです。
ちなみに、年代別の合格率も以前調べたので、このブログ も参照してみてください。
追記)2022/1/26(水)
行政書士試験の合格者および合格者数等が発表になりました。
予測が下記になります。
実績が下記になります。
申込数、受験者数ともに2014年と同程度だったようです。
ただ、合格率は2014年の8.3%から11.2%へとアップしていますね。余程難しかったのかもしれませんね。
何はともあれ、合格されたみなさん、本当におめでとうございます!お疲れさまでした。しっかり取り組んで合格を勝ち取られたことと思います。
惜しくも合格ならなかった方々も努力した結果は必ずどこかで報われると思われます。もう一度チャレンジするもここで断念するもどちらのご決断も立派だと思います。
本当に皆さん、お疲れさまでした。