遺産分割事件データを見てみた

2020年の遺産分割事件についてのデータを再度見てみました。
その前に、相続税の基礎控除については現在下記のようになっているようです。
3,000万円 + ( 600万円 x 相続人数 )
つまりは、少なくとも3,600万円までは相続税が控除されるということかと思います。
配偶者とお子さんが二人いれば、3,000万+(600万x3人)=4,800万円が控除になるようです。
それを念頭に遺産分割事件を見てみると

(出典: 裁判所司法統計 遺産の内容別遺産の価額別  全家庭裁判所 )

5,000万円以下で77%が占められているようです。
相続税による紛争なんてお金持ちだけの世界の話なのかと思いましたが、1,000万円以下で34.7%という状況なんですね。
色々な状況があると思いますし、そもそも紛争にならないケースの方が多いのかもしれないので何とも言えませんが可能性としては、やはり5,000万円以下の相続が発生している可能性が一番多いような気がしました。
行政書士としては紛争は扱えないですし扱うものでもなさそうですが、割合からするとしっかりと話し合いがすんでいる状況において、銀行への対応や遺産分割協議書の作成、それにまつわる相談という仕事はレッドオーシャンとはいえ可能性はあるのではないかな?という思いがしました。
もちろん、私自身もほとんど自分でやった経験から相続人においての対応もできるので、そのあたりもお伝えしつつ存在価値を感じてもらえるようであればありがたいだろうなと思いました。
また、とりとめもなく書いてしまいましたが、そういう側面もありそうだなというお話でした。(事件データはあまり関係ありませんでしたね💦)

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