試験1週間前の入院

2021年11月14日(日)が行政書士試験の試験日でした。
長かったけど、振り返ればあっという間だなあと11月3日(水)の朝、考えていました。
週末には、試験会場を視察に行こうかと思ったり、当日の昼食はどうしようか?と考えたりしていました。
自分には”根気”が欠けているためツイッターでみる受験生のような長時間勉強したり、気合が足りないとは思っていましたが、
さすがに前年のことを思い出し、何としても今年は合格したいなとは行動とは裏腹に思っていました。
もちろん、毎日少しずつ勉強はしてはいましたが。。
それはさておき、試験11日前ではありましたが、その日は、珍しく地元でネットを使ったお寺巡りのスタンプラリーが行われていました。
先着の人には地元のお神輿の絵がプリントされているトートバッグがもらえるとの事だったので、開始の10時には1寺目に到着しました。
当日は祝日だったこともあり、思いのほか多くの方々が参加していたようで、その1寺目にもたくさんの人が集まっていました。10時になってみんな何か所かに貼られているQRコードを読み取ろうとアプリを立ち上げましたが、なかなか立ち上がらない、どうやら全部で10か所ほどのお寺にみんなが行っており一斉にアプリを立ち上げた為混雑していたようでした。
仕組みも良く分かっていなかったので、あとで読み込めるんじゃないかな?と思いQRコードを写真にとって2寺目へ歩いていきました。

結局、7寺でトートバッグがもらえるので、7寺終わった段階で引き換え場所に行きました。
結構時間かかってしまったけど、目的の紺のトートバッグをゲットして、よかったよかったと思い、近くの川べりで寝ころべるばしょがあったので、天気も良くちょっと休憩がてら横になっていました。(長々と書いてしまいましたが。。💦)
この時で時間は、12時。
なんとなく右の下腹部に違和感を感じ、あれ?あれ?ひょっとして?という気持ちがありました。(この違和感は結局当たってしまいましたが)
下腹部を押すとやはり少し痛みがある。まずいな。真っ先に思い浮かんだのは試験前に再発したらどうしようという気持ちでした。

そう、再発です。

なんの?分かりませんよね。実は自分は2年前の12月に”上行結腸憩室炎”という病気にかかったことがあり、それと似たような症状を感じたからです。
憩室炎とは、↓こういうのです。

このように大腸に小さな穴ができてしまい、その穴が炎症を発生する病気です。ひどくするとその穴(部屋?)が破れてしまい大変な事もあるようです。
炎症の度合い?みたいなのを血液検査で見えるようでそれをCRPというようです。

CRPとは、簡単に言うと炎症反応数値的なもののようです。一般的には0.3以下が正常値のようです。

試験まで11日となかり微妙な時期であったため、できれば入院せずに治したいと思ったのと今ならそれほど痛くないので、食べなければいけるんじゃないか?と思いかなり歩き疲れていましたが、ゆっくりとスーパーに向かいました。
スーパーでは、ゼリー、ゼリー、ゼリー、豆腐、豆腐、豆腐 とお腹にやさしそうなものばかりを買って昼以降の食事をそれ+味噌汁でしのいで痛みが激しくならないようにしていこうと浅はかにも思いました。
3日の夜にかけて、なんとなく痛みが増してきたのと発熱もしてきました。そういえば2年前も熱がでたんだよな~とその時に思いました。その日は翌日病院に行くか行かないか悩みながらも早めに寝ました。
翌朝起きると、少しは痛みが引いていて、熱は少しあるかなという感じでした。
前回が約8日間の入院だったことを考えると、やはり入院になってもぎりぎり間に合うだろう、場合によっては試験日に退院して試験だけは受けようと思い、朝、病院に電話をしました。HPをみても直接行ってもよさそうだったのですが、コロナ禍という事もあり多少熱があるので、気を使って電話しました。

自分:2年前と同じような症状なので、同じ病気かと思うのですが、熱があるので電話しました。そちらに伺ってもよろしいでしょうか?熱があるので、どうすべきかと。

病院窓口〇本氏:どのような症状ですか?

自分:腹痛です。多分2年前と同じです。コロナではないと思います。

病院窓口〇本氏: 前回の病気がどうのとかは関係ありません。

自分:(え?病状聞いたから行ったんだけども)は、はい。? 症状を聞かれたので、答えたんですが。

病院窓口〇本氏: 熱があるなら発熱外来に来てもらわなければ困ります。発熱外来でコロナでなければ病状を見ます。

自分:・・・ 病状は不要で熱の有無で発熱外来に行く必要があるということですか?

病院窓口〇本氏: そうです。

自分:初めからそれを聞いていたんだが。。

というような感じで、多少の腹痛があるにも関わらず余計なストレスをいただきました。そして、発熱外来は午前は予約できないので午後に来てくださいとのことでした。(お腹が痛いのに。。。)
仕方がないので、14時に予約してそれまで家で少し勉強していました。(多少痛くてはかどりませんでしたが)
お昼頃に昨日のゼリー、豆腐、味噌汁を食べました。万が一入院になっていまったら、冷蔵庫のバナナも悪くなっってしまうなと思い、いつも飲んでいるバナナジュースも作ってゆっくり飲みました。

が、このバナナジュースが良くなかったのか、13時過ぎ頃にお腹の痛みがだんだんと痛くなってきました。

13時30分頃にタクシーを呼びましたが、
タクシーの運転手さんが道を間違えたようで、歩いて家まで来ました。
え?と思い手招きされるのですが、このころにはかなりの腹痛で前かがみで歩くのも激痛でした。
声も出せないので、独り言で、歩けんがな、こっちに来てよ。。
運転手さんはお気楽に待っていましたが、来ない様子に気が付いたのか戻っていき車で来ましたが、道路の逆側に停車しました。
いやいやいや。。と思いながらも止む無く荷物を抱えタクシーまで歩きました。
病院についてからも大変で、20人ほど受付に並んでいました。椅子に荷物を置き、前かがみになりながらその列に並びました。
ようやく自分の番になりましたが、激痛過ぎてしゃがみ込みたくなるのを我慢しながら受付を済ませました。
途中で受付の方も痛そうな様子が分かったのか、椅子に座らせてくれて、車いすを用意してくれました。
やれやれ。

結果的には、当然コロナではなく、CRPの正常値0.3以下のところ、12という数値で前回の9を上回る数値でした。
前回は強制入院だったのですが、今回は通院か入院か選ぶよう言われました。
自分としては、通院で点滴してほしかったのですが、それは出来ないようだったのと激痛だったので入院しか選択の余地はありませんでした。
自分:先生、13日(土)までには退院したいです。
先生:なにかあるの?
自分:大事な試験が14日(日)にあるんです。
先生:確約はできないけど可能性はあるよね。
自分:ですよね~。でも13日までには退院したいです。
先生:最悪、本人が退院したいのを止めることはできないよ。
自分:(そうなら最悪自分で退院だな)分かりました。

という感じで、入院となりました。ちゃんちゃん。
長文失礼しました。前回の経験からおそらく即日入院だろうと思い、すべてのテキスト・六法等と着替え・歯ブラシ等を持参していました。2,3日は痛さの為勉強もできませんでしたが、その後は病室で多少勉強することができ、ついていないなと思いつつもある意味ホテルや家で勉強するより快適なのかも?と前向きに考えるようにしました。もちろん点滴しながら。

幸い12日(金)までにはCRPも1を切ったので、12日に退院して、無事14日の試験を受けることができました。よかったよかった。

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